☆終了報告☆ 11/11【オンライン】第23回 iCDユーザー会を開催致しました!
ご多忙の中、多数の方にご参加いただき、心より御礼申し上げます。7月以来の通常版iCDユーザー会、グループディスカッションを久しぶりに行うため、事務局は若干の緊張を帯びながらも、ご参加の皆様のおかげで無事終了することができました。
はじめに企業支援委員会の木田委員長より開会のご挨拶があり、今年度の委員会活動を振り返り、今後の予定についてお話がありました。余談で、11月11日は、1年で2番目に記念日が多い日(※現在は、10月10日と並んで1番記念日が多い日)であると、有名なところでは「ポッキー&プリッツの日」、最近では中国で爆買いが起きる「独身の日」と色々あるようです。
そんな和やかな話題の後、今回のメインであるiCD活用事例紹介、株式会社TKC 品質保証部 次長 久津美 英之様、開発標準推進部 チーフ 伊東 智也様にご登壇いただき、「組織全体を巻き込んだ人材育成ーiCDを活用した育成フレームワークー」と題し、TKC様での取り組みをご紹介頂きました。まずは伊東様より導入の目的を「エンジニアのスキルを向上させ、TKCシステムの品質向上を実現し、顧客から信頼を得ること」と明確に定義し、全社・部門品質目標と連動させ、個人の目標設定を行い、半期ごとにPDCAを繰り返す流れや実際に使っているツールを紹介いただきながら、詳細にお話くださいました。
ツールとして整備したものとして、iCDをベースにタスク遂行能力を見える化する「自己診断シート」、タスク遂行能力向上のための目標を設定する「わくわくシート」(目標設定シートの品質に関する項目と連動)、計画を実行するためのタスクとスキル分類の対応表とそれに基づく動画、集合研修の体系などディクショナリをそのまま使うのではなく、自社の目的、方針に合わせ、活用、推進されていました。運用スケジュールに改善プロジェクトを組み込み、様々な工夫を繰り返し行っている点やリーダー・メンバー双方に対し、面談の仕方からツールの書き方を含めた説明を丁寧に行っている点は、運用面で悩んでいる参加者の方々にとって有意義な事例だったと感じました。
久津美様からは、iCD導入までの経緯についてお話いただき、システム品質向上が喫緊の課題であり、教育体系の見直しからスタートしたこと、また間接業務の増加や制度の定着度といった現場の懸念や不安についても言及いただきました。導入推進時には、やはり経営層の理解が重要であること、そして現場の大きな不安である人事考課への影響を考え、昇格要件とは切り離し、システム品質向上のための人材育成という目的をぶらさず推進したことなど課題に対してどう解決を図ってきたかをまとめていただきました。経営層の理解と共に、リーダーとメンバーのコミュニケーション(面談)が重要であり、そのために現場の意見を取り入れながら、改善を繰り返す大切さを改めて実感したお話でした。
休憩の後、7グループに分かれ、「効果的な面談を行うための仕組みやアイデア」をテーマにディスカッションを行いました。自社の面談運用について紹介しながら、お互いに質問するグループ、1on1など面談方式によってどのような仕組みやアイデアがあるか話し合うグループなど30分間では足りないほど各グループで意見交換、情報共有ができたようです。最後にグループごとに、全体共有を行い、適宜、井上主査よりコメント・まとめを入れながら、終了しました。
iCD活用研究部会の井上主査からの閉会挨拶と事務連絡で、全てのアジェンダを終了いたしました。
次回のiCDユーザー会は、2021年12月14日(火)を予定しております。詳細は、協会Webサイト、メルマガにてご案内差し上げます。
【開催概要】
開催日時 : 2021年11月11日(木)15:30~17:30
開催場所 : Zoomオンライン会議室
主催 : 一般社団法人iCD協会
〇プログラム〇
15:30~15:40 開会のご挨拶
一般社団法人iCD協会 企業支援委員会 委員長 常任理事 木田 徳彦
15:40~16:20 事例紹介・質疑応答 「組織全体を巻き込んだ人材育成ーiCDを活用した育成フレームワークー」
<ご登壇者> 株式会社TKC 品質保証部 次長 久津美 英之様
開発標準推進部 チーフ 伊東 智也様
16:20~16:30 休憩
16:30~17:25 <グループディスカッション&全体共有>効果的な面談を行うための仕組みやアイデア
17:25~17:30 閉会挨拶、事務連絡
一般社団法人iCD協会 企業支援委員会 活用支援研究部会 主査 井上 淳
◆当日の資料はこちら(参加者・会員向け:メール・メルマガにてPWご確認ください)
※グループディスカッションまとめについては、逐次更新予定